InnocentGrey

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虚ノ少女《 NEW CAST REMASTER EDITION 》

日本が戦争への道を歩み始めた、所謂戦前と呼ばれた時代。北陸の雪深い山中に人形(ヒトガタ)と云う集落があった。‘‘ヒンナサマ’’と云う土人形を祀る奇妙な風習が残る此の地にて、祭りの夜にひとりの女が殺されていた。村のものは口々に‘‘ヒンナサマ’’の祟りだと口にした。正統ではない者が‘‘ヒンナサマ’’を祀ったが故に祟りに遭って殺されたと。昭和三十二年、十二月。朽木冬子が病室より攫われてから、およそ二年の歳月が過ぎていた。時坂玲人の妹・紫は、自殺を図ろうとしていた男を助ける。この男こそ現在に黄泉帰った‘‘ヒンナサマの祟り’’の被疑者であった――戦時を跨いで続く妄執を断ち切る為に時坂玲人は動く。その胸の内に冬子への妄執を引き摺りながら――同時期に動きを見せ始めた、六年前に解散した筈の宗教団体は果たして、何を画策しているのか――祟りを為すのが天であろうとも、手を下すのは人である。『殻ノ少女』シリーズ2作目『虚ノ少女』のリマスター版。主人公・時坂玲人と真崎智之の音声を新キャストで再収録。前日譚(体験版部分)の追加に加え、既存シーンのリファインと演出強化、システムやインターフェースもリニューアルしました。 ▼もっとみる 特集: Innocent Grey 特集: 『歩サラ』さん出演作品・大特集!
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天ノ少女【萌えゲーアワード2020 シナリオ賞 受賞】

昭和三十三年、一月。珍しく雪が多く、とても寒い年だった。その日灰色の雪が舞う中、少女の葬儀は執り行われた。雪に包まれた遺影の少女は、どこか気恥ずかしそうで、どこか寂しげな表情で其処に居た――天恵会をめぐる事件が一応の解決をして数日後、獄中にあった画家・間宮心像が死去した。時坂玲人は旧知の学芸員マリス・ステラと共に、間宮心像の遺品の整理へ赴く。そこにあったのは腕のない片翼の天使を描いた未発表作だった。因縁のある『殻ノ少女』にも通じる、美しさと禍々しさの入り交じったその絵は『天罰』と名付けられた。それからさらに数日後、『天罰』の天使と同じように装飾された女性の死体が発見された。彼女はかつて真崎智之と同じ職場に勤めていた人物だった。『殻ノ少女』から始まり、『天罰』へと紡がれていく絡み合った偏執を断ち切ることができるのは、たった一人の小さな少女の存在なのかもしれない。その愛〈パラノイア〉は紡ぐ、太陽と、すべての星々を――※Ver1.02 適用済み ▼もっとみる 特集: Innocent Grey
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カルタグラ 〜ツキ狂イノ病〜 《REBIRTH FHD SIZE EDITION》

――それは、妄執と狂気に至る愛。昭和二十六年二月。終戦から六年が過ぎた日本。 ――逗子行きの列車に一人の男の姿があった。 高城秋五、かつて警視庁に籍を置いていた男。 秋五は退職した自分が何故、逗子くんだりにまで向かうことになったのか、膝の上に置いた新聞の見出しを見て、眉を顰めてしまう。 【娼婦連続猟奇バラバラ事件】 日本では類を見ない件の事件を、かつての上司、 有島一磨が担当していたことから、この逗子行きが決まったと言っていい。 「頼まれてくれないか?」 長沙、満州、警視庁でも上司であった、彼の頼 みを断ることは出来ない。 任された仕事は、良家息女の失踪事件………。 ――失踪事件のあった上月家で、もう会えない と思っていた恋人、上月由良と全く同じ顔を持つ女性、上月和菜と出会う。そして消えた姉を 捜し出して欲しいと懇願される。だが……… 上月夫妻は、秋五へと告げた。 「由良は失踪などしていません。既に亡くなっているのです……」交錯する虚構と真実。 上野の町を舞台に、今、惨劇の幕が開く――。◆オリジナルからの大きな変更点について(1)画面サイズの変更:800×600→1920×1080のFHD仕様(2)CGのリファイン:立ち絵、背景、スチルをほぼすべてリファイン、リサイズ(3)シナリオの追加・修正:サクラメントを本編に組み込むためにシナリオ全体のブラッシュアップを行い、さらにキャラエンド等の新規シーンを追加(4)BGMのリファイン:音楽に関しても全曲ブラッシュアップ。生楽器も追加し、すべて新たに収録しております。さらに新規OP曲とムービーも作成(5)フルボイス:主人公高城秋五のボイスを新規収録。フルボイスとなって生まれ変わります。新規シーン等の音声も追加 ▼もっとみる 特集: Innocent Grey